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ママチャリに乗ってる中高生少なすぎ問題【通学用自転車パラダイムシフト!】

皆さんごきげんよう。ボブでございます!

 

今回は日常を切り取った記事にしてみましょうか。

ですが、正確なデータ抜きの個人的印象や見解にまみれた記事です^^

 

皆さんいきなりですが、

朝夕の日本の朝夕の光景に変化が起きていることにお気付きでしょうか? 

 

単刀直入に言いましょう。その変化とは自転車の変化です!

それも自転車通学の中高生にです

 

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私が中高生の頃は自転車通学と言えば、ママチャリが主流でした。

正式にはシティサイクルと呼ばれていますが、

ママチャリと言った方が分かりやすいでしょう。

 

私が高校生くらいの頃は、ママチャリ全盛期とまで言えるかは分かりませんが、

マウンテンバイクやスポーツ用自転車に乗っている人はほぼ皆無でした。

そんな自転車に乗ってたらかなり目立っていたでしょうね。

 

でも、いつからでしょう。

ここ5年程、いやもっと以前からでしょうか、

ママチャリに乗っているヤング達がめっきり減ってはいませんか!?

 

ママチャリを見かけると、乗っているのは中高生ではなく中高年の諸先輩方ばかり。

 

そうです!

ママチャリは今や、

正真正銘おじさん&おばさんの乗り物になり果ててしまいました!

 

ですが、私は何も警鐘を鳴らそうとわけではありません。

嘆いてもいません。

ブログのサブタイトルに「ママチャリに乗ってる中高生少なすぎ問題」とは書きましたが、

別段、問題視しているわけではありませんので悪しからず(笑)

 

さて、ご存じの方も多いでしょうが、

いま中高生や若者が乗っている自転車の多くはスポーツ用の自転車です。

 

主にクロスバイクと呼ばれるものですね。

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TREK FX 2

 

大体こういう感じの自転車です。

これは、競技用にも使われるロードバイクと、ママチャリの中間的な位置づけの自転車ですね。

けれど、ご覧の通りママチャリよりは、断然ロードバイクに近いです。

 

クロスバイクは、なんたって速い!

ギアの切り替えの数も、前後合わせて20以上あったりしますからね。

 

以前、このブログで扱った寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』の第一章の一節にもこうあります。

――速くなければいけない――

ぼくは早さにさこがれる。ウサギは好きだがカメはきらいだ。

*1

 

botaniro.hatenablog.com

 

第一節での寺山の主張はこうです。

  • 我が国の文化は速度の文化である。
  • オヤジ世代は遅いものを是とするが、若者は逆に早いものに憧れる。

 

……ふむ。

中高生がクロスバイクに乗る理由が分かってきましたね。

彼らは(きっと)速さに憧れているんです!

彼らは(きっと)スピード狂になってるんです!

 

実用性を考慮した、具体的な利点を挙げてみましょう。

 

最大の利点は、 単純に通学にかかる時間が短縮されます。

年間200日学校へ行くとして、通学時間が一日あたり10分短縮されると、

節約できる時間は、一年間で約33時間です。

ということは、ママチャリ全盛期の中高生より、

今のクロスバイク乗りの中高生の方が、

自由に使える時間が丸一日以上は多くなる計算ですね。

 

現代に生きる中高校生たちは時間に追われています。

彼等にはスマートフォンがありますからね。

スマホがあれば何でも調べたり、簡単に友達と連絡が取れるようになっています。

言わずもがなですが、そりゃあ多忙にもなりますよね。

 

私達の時代にはそんなもんはありませんでした!

でも、無くて良かったような気がしないでもないから不思議なものです……

 

速さがどうのこうの言いましたが、

正味の話、自転車の持つファッション性や価値観の変化が主な要因なのかも知れませんね。

(そっちの理由の方が支配的なのでは…?)

 

お値段の方もママチャリの品質を問わなければ一万円前後で購入可能ですが、

クロスバイクは安くても3万円くらいはします。上に貼った画像のFX257,000円(税別)と、

高校生のお小遣いで買うにしてはちょいとばかし高価ですね。 

ですが、ママチャリより2万円以上多く払う価値有り!

と中高生たちは考えているんですね。

その分、親御さん達の懐は寂しくなりますが…

 

とにもかくにも、自転車パラダイムシフトが気付かぬうちに起こっていたことは、

紛れもない事実です!

 地域差も多少はあると思いますが、

そこそこ田舎だけど、それなりに人も住んでいる私の地域で、

こうした傾向があるので、著しく一般性に欠けるということもないでしょう。

 

私が乗っている自転車もクロスバイクと呼ばれるものです。 

以前は折りたたみ式自転車に乗っていたのですが、

ついぞ一度も折りたたむこともないまま御釈迦になられました(笑)

 

小回りは効いてSTOP&GOを繰り返す街乗りには適していますが、

やっぱりユーティリティ性という面でやはりクロスバイクには劣ります。

 

クロスバイク街乗りも、ロングライドも、急勾配でもなんでもござれです。  

やはりママチャリや折りたたみ式とは一線を画しますね。

 

私は流石にロードバイクまでは必要とはしていませんが、

本気でスピードや競技性を求める方はそちらをどうぞ。

 

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DE ROSA IDOL Complete Model

お値段の方は調べていませんが、

めっちゃ高いと思います(笑)

 

 また、近年は人気漫画『弱虫ペダル』の影響もあってか、

これまであまり自転車に興味の無かった女性層の中にも、

クロスバイクを始めこうした本格的なロードバイクに乗っている人もいるらしいですね。 

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

 

とは言えやはり、ロードバイクは高いです。

そう簡単には高校生に手は出ないでしょう。

最大限に奮発して新生活のお供にのはこれくらいでしょうか。

 

これでもママチャリに比べるとやはりお高い。 

 

そういえば最近、ビアンキに乗ってる人が少々減った気がしますね。

多くの高校生や大学生が乗ってるイメージがあったんですがね。

この個性的なチェレステカラーが街に溢れ飽和状態になり、

若干没個性的になった今こそ!

このチェレステカラーに我先にと乗りましょうではありませんか皆さん!

 

これからもボブは中高校生諸君の快適通学ライフを応援していきます!

 

そして末筆ながら……

なんだかんだでママチャリもいいよね!

安くて丈夫!カゴもついてて便利だし!

 

それではまた!さよなら~

*1: (寺山修司 著『書を捨てよ、町へ出よう』(1975)